「情報化社会」と言われて久しいですが、平成28年1月の第5期科学技術基本計画では、次世代の未来社会として、Society 5.0が提唱されました。狩猟(Society 1.0)、農耕(Society 2.0)、工業(Society 3.0)、情報(Society 4.0)に続く、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」と定義されています。 2020年度の税制改正では、Society5.0を意識したものも盛り込まれおり、ここで触れてみたいと思います。 (1)経済成長の基盤となる…